今度こそ開いてました角屋。
島原の揚屋で長州にも新撰組にも縁があるお店です。
明治5年まで揚屋として営業していたそうです。
現在は「角屋もてなしの文化美術館」として保存・公開されています。
一部エリアをのぞき、写真撮影が可能です。
今回の旅行はゲームの背景のロケハンが第一目的だったので、ここが目的だったと言っても過言ではありません。
美術館の入り口からちょっと北に歩くと「長州藩志士久坂玄瑞の密議の角屋」と書かれた碑があります。
このあたりは新撰組関係の史跡が多いので、久坂は良くこんなとこに出入りしてたなぁと思ったんですが、久坂が出入りしてた時期と新撰組がはばきかせてた時期は微妙にズレてるっぽい。
営業中だった頃の中戸口です。
中戸口の手前を右に曲がるとお店の入り口です。
POPな色使いがとってもかわいいです。
店内の壁もこんな感じのピンクや藍色の砂壁とパターン柄のデザインですっごいかわいい!
柱が黒っぽいので派手すぎず締まった印象。
超ツボなデザインでした。
暖簾もかわいいですね。
中戸口の向かい側の日陰に展示してあります。
揚屋の条件・定義というのが3つあって
- 台所があって料理を自前で用意出来る
- 広い庭に茶室がある
- 太夫や芸妓を抱えていない
という事だそうです。
なので台所の他に食料を貯蔵する冷蔵庫もありました。
地下に穴を掘って石をしきつめて石室みたいになっています。
当然電気なんかないわけで、食材の保存難しそうだなぁと思ったんですが、近寄ってみるとびっくりするほど空気がひんやりしていました。
こちらが台所。
結構広いです。
かまどは大きいのが5基、小さいのが2基あります。
奥には水道の蛇口がありました。
いつごろ引かれたものなんだろう。
台所のすぐ横が帳場です。
凄い広い!
番台の奥にはお客さんの刀をしまっておく刀箪笥がありました。
今で言うロッカーですね。
最初は入り口脇の刀掛けにかけておいて、後で刀箪笥にしまうそうです。
こういうお店って大小両方預けるのかな?
刀箪笥の中の仕切りが大刀用っぽかったんだけど。
番台と反対側のスペースには資料や当時使用されていた道具の展示がされていました。
壁に奇兵隊関係だったかな?なんか長州系の史料があったと思うんですが、行ってからこれ書くまでに時間が経ちすぎて忘れましたorz
撮影OKだったのですごく沢山写真をとったのですが、あんまり載せすぎても行く楽しみがなくなると思うのでこの辺で。
ほかにも箱階段・新撰組の芹沢さんが暗殺直前に宴会をした広間・新撰組隊士がつけた刀傷なんかもあり、とにかく見所満載です!
広間ではガイドの方が15分くらい解説をしてくださいます。
畳に座ってお庭をみながら拝聴しました。
分かりやすくて大変勉強になりました。
お庭の眺めも素敵でしたよ!
地に伏す龍のような松が生えていました。
二階は1日4回・人数限定で公開
二階は1日4回・人数限定で公開されています。
スケジュールは角屋のホームページでチェックできます。
今回は時間の都合で見れなかったので次に行った時は二階も見てみたいです。
角屋の地図
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AUTHOR 阿部マコト
1982年12月10日生まれ。東京都出身。イラスト・グッズ・ホームページ制作の技術者です。長州藩の三人党と新撰組の原田が好き。歴ヲタ女子が普段使いできるバレない幕末グッズのお店「小間物屋歴創」を運営。かわいい甲斐犬の相棒・カイちゃまと暮らしています。
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